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【ソフトバンク】小久保監督、前半戦総括「ポイントになったゲームは3試合」と明かす…一問一答

スポーツ報知 2024年7月21日 22時0分

 ソフトバンク・小久保裕紀監督が21日、前半戦の総括会見を行った。チームは87試合で55勝29敗3分けで、2位のロッテに10ゲーム差をつけて首位を独走。就任1年目の指揮官は現時点で「ポイントになったゲームは3試合。5月5日(西武戦)、5月28日(巨人戦)、7月7日(楽天戦)ですね」と明かし、主力の柳田が離脱した中で若手が台頭する状況などを踏まえて振り返った。

 

 主な一問一答は下記の通り。

 (テレビ会見)

 ―前半戦首位

 「もちろん、今シーズンが始まるにあたって、パ・リーグ優勝、日本一っていう目標を掲げてのスタートだったので、それに向けては一番近い位置にいる認識です」

 ―ここまでを振り返って

 「目標を掲げて、じゃあそのために何をするかという戦術を考えるわけですけども、途中で当然けが人も出たりとか、状態の上がらない選手がいたりとか、あとは計算通り思ったように活躍してくれる選手がいた中で、その日の試合をどういうふうなプランでいくのか。ポイントになったゲームは3試合あるかなっていうふうに思いますけど。そこは勝ちきることができている」

 ―ポイントになった試合

 「5月5日(西武戦)、5月28日(巨人戦)、7月7日(楽天戦)ですね」

 ―柳田選手のけがは大きかった

 「一年間レギュラーとして考えていた選手。もちろん、その選手がいなくなるということで、その時は一度選手を集めて全体で話はしましたけども。その穴を埋める必要はないよ、という話を選手にしました。開幕当初に話した各々がプロフェッショナルとして替えの利かない人材になりなさいっていうことだけを考えてやってくれって中で、柳町とか正木とかが替えの利かない人材になってやろうという姿は見えますよね」

 ―前半戦で成長を感じた選手

 「1人の選手ってわけじゃないですね。投手が弱い、弱い、って言われたオフだったんで。投手の中でも先発陣ですね。実際、軸になってきているのがモイネロであり、カーター(スチュワート)であり、大津。もちろん、有原は別格ですけど。彼らが初めての先発のチャレンジ。カーターは初めてじゃないですけど。ここにきてチームのローテーションとして回れるのが見えてきているなというのが前半戦だと思います」

 ―前半戦のMVPは

 「1人を挙げるのは無理ですね」

 ―後半戦期待の選手

 「全員です。8月、9月が本当の戦いなんで。最後ゴールを切るための最後の戦いが8月、9月。暑くなってからが本当の勝負。この暑さに強い選手になるのがこの世界で活躍するポイントだと思う」

 ―4年ぶりリーグVへファンにメッセージ

 「実際、現状ね、いい位置にいるのは間違いないんで。今年の目標をしっかり達成できるように、後半戦も緩めることなく戦っていきたいと思います」

 (記者囲み)

 ―ポイント3試合はいずれも4連敗を阻止した試合

 「もろもろ考えた時にきょうを落とすとって話ですね」

 ―4連敗が一度もない

 「検証的に逆やったらどうかっていうのができないのでわからないんですよ。自分自身がポイントと思って挑んだ試合はそれだと。それが勝ったか負けたかは。勝ったけど、結果的に。そこは一応、落としていないなっていう」

 ―ポイント3試合は特に勝ちにいくと強く思った

 「そうですね。だからといって特別なことをしたとかまでは覚えていないですけど。絶対に負けられないなと思って入った試合は、今のところ、その3つですね」

 ―正木選手や柳町選手が競い合う。環境をつくった

 「環境はつくってない。柳田がいなくなったことで勝手にできたっていうだけ」

 ―2軍から広瀬選手ら

 「広瀬もセカンド2人、レギュラーが。そこでつかんだのは本人たち。こいつで今年はやろうというか、こいつを伸ばそうと思って、実力は下やけどもチームの将来のために使おうといって整えるのはこっちができることですけど、そこはしていないです。まだというか誰にもしていないです」

 ―7月に山川選手、近藤選手が苦しんでいる。我慢して使い続けることは大事。彼らが今後のカギ

 「別に特別どうこう動くつもりは全く。必要な時に必要な判断をするのが私の仕事なんで。今はそのときじゃない」

 ―1軍監督1年目で発見や新たな考え

 「新たな考えというか、ホークスで決めているルールがあるんで。それは主力とか若手関係なくやりなさいねってことはみんな守っているんですよ。それは大事なことなんで。守らせるのが首脳陣の役目なんで。首脳陣が注意できる環境にあるのがいいことですし、主力だから見過ごすとか言いにくい選手には言わないというのが一番組織として良くないと思う。それ以外はどうぞ自由にしてくださいって。そのホークスの一員だという枠の中で自由に動いてくださいねって。そこからはみ出ている選手はいない。外よりも自分たちの中をちゃんとしないといけない。今年掲げているチーム内ルールは全員守っている」

 (続けて)

 「そういう点でいくと走塁に関して非常に高いレベルで2軍、3軍、4軍の選手が見習う走塁はずっとできている。それはホークスの武器でもあり、決められたルールでもあるんで」

 ―シーズン開幕時点で2位との大差は想像できていたか

 「いや、星勘定は全然しないんで。どのぐらいとかも考えていない。ただ、そのゲームに入るにあたってきょうの投手とこっちの感じではこんな感じやからというのは毎試合シミュレーションするので、それにそってゲームプランをつくっている。あとは負けゲームは、優勝するチームでも50敗ぐらいするんで。負けた時に何か一つでもお客さんに持って帰ってもらおうという思いはずっとあります。唯一(見どころが)ゼロ、ゼロって言い方はおかしいけど、なかったのは1試合だけなんで、はい」

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