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体操男子のエース・橋本大輝が3冠へ意気込み 揺れる体操界も自らに視線「影響されずに、目の前のことに集中」

スポーツ報知 2024年7月21日 21時51分

 【パリ(21日)大谷翔太】26日開幕のパリ五輪に臨む体操男子の日本代表が21日、パリ近郊で公式練習に臨んだ。この日は軽めの調整を行い、21年東京五輪で個人2冠の橋本大輝(セントラルスポーツ)が取材対応。「一番は体調面でベストを出すこと。(残り日数が)短いので、うまく合わせられるようにしていきたい」と、27日に迎える最初の団体予選に照準を合わせた。

 喫煙、飲酒など代表行動規範に違反する行為で女子主将の宮田笙子(19)=順大=が五輪代表を辞退し、波紋が広がる体操界。疑惑があがった事前合宿中には、男子の水鳥寿思監督がチームの状況確認を行い、男子は問題がないことを把握。「我々も注目をされたりする。些細なことでも、気を付けていかないといけない」と注意喚起を行った。体操界を取り巻く状況について、橋本は「僕らができることは、演技をすること」とキッパリ。「(状況を)変えることもできない。影響されずに、自分たちの大会、目の前のことに集中して行きたい」と淡々と語った。

 東京五輪は銀メダルを獲得した男子団体。目指すは2大会ぶりの頂点だ。エースとしてチームをけん引する橋本は「団体決勝はみんなでミスなく、みんなが後悔ない演技でつないでいって、最終的にはみんなの目標である金メダルを獲得できるようにしたい」と、力強く意気込んだ。

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