◆JERAセ・リーグ 阪神12―3広島(21日・甲子園)
観戦した阪神・杉山健博オーナーが前半戦を振り返り、岡田彰布監督を高く評価した。貯金1の4位だが、首位と3・5ゲーム差。リーグ最低のチーム打率2割2分5厘と打線の調子が上がらない状況で「勝つための選手起用、1点を取る作戦。監督の力で、この位置にいる。よく頑張られている」と認めた。手腕を疑う余地は「全くない」と即答。指揮官は2年契約の2年目だが、来季以降については「きょうは何も申し上げることはありません」と、このタイミングでの言及は避けた。
独走でリーグ優勝を飾った昨季を「長いプロ野球の歴史で非常にレアなケース」と表現。今季の大混戦を「普通のシーズン。想像していた通り」と受け止め、「8、9月が勝負。8、9月にいいチームであることが非常に大事」と連覇を期待した。