◆米大リーグ ドジャース―レッドソックス(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、本拠地・レッドソックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4試合ぶりの本塁打となる30号を放った。シーズン30発は4年連続4度目でリーグ一番乗り。シーズン48・6発ペースとなった。
圧巻の一撃だった。空振り三振、左飛で迎えた5回無死走者なしの3打席目。前を打つバーンズが本塁打を放つと、大谷も続いた。打球速度116・7マイル(約187・8キロ)、打球角度28度で放たれた右中間への一撃は、飛距離が今季2番目に大きい473フィート(約144メートル)で、ワンバウンドして場外へと消えていった。
前半戦はリーグ単独トップを独走する29本塁打。16日(同17日)のオールスターでも日本人選手初となる柵越え本塁打を放ち、勢いを保っていた。史上初となるリーグを変えての2年連続本塁打王へ向けても順調に後半戦を滑り出した。
本塁打キングを独走する30号。30本塁打はリーグ1番乗りで、両リーグ通じてもジャッジ(ヤンキース)に次いで2人目だ。チーム100試合目での30本塁打は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、48・6発ペース。自己最多21年の46本、本塁打王になった23年44本を上回り、日本人初となる50本も見えるペースだ。
前日終了時点で本塁打がリーグ単独トップ、打率が2位、打点が3位、盗塁が4位。三冠王、トリプルスリーも視野に捉えている。13日(同14日)に敵地・タイガース戦で放った29号は日本人初のメジャー通算200号だったが、シーズン30号も日本人初で最多の4年連続4度目。さらに、日米通算250号にも王手をかけた。
◇大谷の年度別本塁打数
(日本ハム=48本)
▽13年 3本
▽14年 10本
▽15年 5本
▽16年 22本
▽17年 8本
(エンゼルス=171本)
▽18年 22本
▽19年 18本
▽20年 7本
▽21年 46本
▽22年 34本
▽23年 44本
(ドジャース=30本)
▽24年 30本
※NPB通算48本、MLB通算201本、日米通算249本