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【高校野球】日大三島の2年生右腕・森賀碧が「人生初」の本塁打を放つなど投打で活躍

スポーツ報知 2024年7月22日 7時42分

◆第106回全国高校野球選手権静岡大会▽3回戦 日大三島8―1磐田西(21日、愛鷹)

 3回戦の残り8試合が行われ、ベスト16が出そろった。日大三島は5回途中から登板した2年生右腕・森賀碧が「人生初」の本塁打を放つなど投打で活躍。磐田西を7回コールドで下した。

 人生初の一打で生還し、日大三島の二刀流・森賀から笑顔があふれた。6―1の7回2死一塁、やや内角寄りの直球を強振して左越え2ラン、磐田西に7回コールド勝ちを決める殊勲打となった。「びっくり。小学1年生から野球を始めてから練習試合でも打ったことがない。ホームランボールは試合を見に来た祖父母にあげるか、両親にあげるか」と笑顔で悩んでいた。

 2番手として5回2死一、三塁のピンチで登板した。二ゴロに打ち取ると、ガッツポーズを繰り出してほえた。最速136キロの直球と変化球4種を操り1回2/3を1安打無失点、夏初登板となった初戦(14日)の浜松湖東戦(9〇0)に続き2試合連続好救援を果たした。

 豊富な投手陣の中で「野手、投手できるのは自分だけ」と胸を張る。内野守備は捕手以外できるユーティリティーは、4月中旬の春県大会前に全治1か月の右膝じん帯損傷で離脱するなど苦労もあった。柔軟体操などできることを取り組み続け、夏ベンチ入りを勝ち取った。持ち味は「野手経験からのフィールディングの良さと気持ちの強さ」だ。次は掛川西戦。今大会初のシード校との対戦に向け、「ベンチにいても声がけ、とにかくどんな形であれ貢献したい」と意気込んでいた。(伊藤 明日香)

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