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男子1万Mパリ五輪代表の葛西潤「8位入賞。目標を下げずに」創価大の恩師・榎木和貴監督も現地で応援

スポーツ報知 2024年7月22日 9時22分

 陸上男子1万メートルでパリ五輪代表の葛西潤(旭化成)が22日、羽田空港からの出国前に取材に応じ「ここ1年、右肩上がりで調子を上げてきて結果を出すことができていますが、しっかり地に足着けながら自分のできる戦い方がしたい。上位選手に食らいつきながら8位入賞を目指していきたい」と初の五輪へ、意欲を示した。

 創価大出身で箱根駅伝では2年時に3区区間3位、4年時は7区区間賞でチームの4年連続シード権獲得に貢献するなどエースとして活躍。同大学の榎木和貴監督からは大学時代か「世界で戦えるように頑張ってほしい」と声をかけられていたといい「世界への意識付けをしてくれたのも榎木さんだと思うので、今季パリ五輪の出場権を勝ち取れて恩返しができたと思います」と葛西。榎木監督はパリにも応援に駆けつけるといい「あとは現地で自分の走りができれば、さらに恩返しができる」と気を引き締めた。

 5月3日の日本選手権を27分17秒46で制し、同18日はロンドンで行われた競技会で27分34秒14をマークして5位に入った。連戦で「5月いっぱいは疲労でなかなか動けなかった」というが「6月からは足作りをメインに行い、6月下旬から7月は試合に向けてしっかり上がってこれている。けがなく進めて来れているのが一番かなと思います」と状態は良好だ。

 強みは粘り強さだ。「ラストまで粘って(前方に)つくことができれば、あとは根性で乗り切れれば何とか見えてくると思います。(8位入賞は)もちろん高い目標ですし、簡単ではないと思うんですけど、チャンスはあると思う。しっかり、目標を下げずに頑張っていきたい」。初五輪で躍動する準備を、着々と進めていく。

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