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【高校野球】旭川実の最速152キロ右腕・田中稜真が準決勝敗退 「大学からプロを目指すのか、高卒で目指すのか、落ち着いてからゆっくり考えたい」

スポーツ報知 2024年7月22日 14時55分

◆第106回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽準決勝 クラーク9―1旭川実(22日・旭川スタルヒン)

 旭川実の最速152キロ右腕・田中稜真(3年)が延長10回タイブレークの末に敗れ、14年ぶりの夏の甲子園出場を逃した。

 北北海道大会3試合連続で先発マウンドに上がった田中は8回まで2安打無失点11奪三振と好投を続けていたが、9回の投球練習中に両足ふくらはぎがつり、ベンチ裏へ。治療後にマウンドに戻ったが「なかなかつりが収まらなかった」と、先頭打者の四球をきっかけにピンチを招き、4番打者に同点適時打二塁打を浴びた。

 そのまま無死一、二塁から始まるタイブレークに突入。味方の失策と押し出し四球で勝ち越されると、その後2者連続適時打を浴び、10回途中7失点(自責点4)で降板した。

 この日もバックネット裏からは4球団のスカウトが視察。進路について田中は「どんな形であれプロ野球に進みたい気持ちはあるけど、もう一度冷静になって考えてみて、大学からプロを目指すのか、高卒でプロを目指すのか、落ち着いてからゆっくり考えたい。気持ちも冷静じゃない。時間があるので、しっかり考えたい」と話した。

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