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【広島】新井監督「苦しんだ分だけ成長できる」後半戦は坂倉の奮起が不可欠 前半戦打率.203

スポーツ報知 2024年7月22日 15時23分

 広島の新井貴浩監督が、後半戦に向けて坂倉将吾捕手の奮起を期待した。前半戦、打率2割3厘と打撃不振に苦しんだ。「後半戦、彼の力というのは必ず必要だと思っている」という指揮官。「苦しんだら苦しんだ分、成長できる。自分が実際そうだった。たくさん苦しんで、それを乗り越えて」と、エールを送った。

 5月の月間打率2割6分1厘が今季最高で、6月は同1割4分6厘。7月も同2割ちょうど。「今まで順調にキャリアを積み上げてきて、ここまで苦しんだのは初めてだと思う。彼にとって、初めてそういう苦しい経験だと思う」。26日のヤクルト戦(神宮)で後半戦が始まる。その前には監督推薦で選出されたオールスター(23日・エスコン、24日・神宮)がある。「また新しいスタートラインに立つわけだから。そう思ってやってほしい」と、心機一転を求めた。

 坂倉自身、現状について「結果が出ないので、よく見られないが、最悪ではないと思っている」と、自己分析する。チームは巨人に1ゲーム差の2位で前半戦を折り返した。昨季と同じ状況だが、昨季は後半戦(27勝27敗4分け)で貯金をつくれず、リーグ優勝を逃した。悔しさを味わった一人として、自身の成績以上に求めるのが勝利。「打てる打てないというより、勝つことがメインになる。そこに執着してやっていければ。チームが勝てばいい。そこに、どれだけみんなが向かっていけるか。しっかり貢献していけるように」。坂倉の強打が、チーム浮沈のカギとなる。

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