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【高校野球】桜美林、日大二に敗れ5年ぶり4強ならず…先発・沼田優杜「相手が上をいっていた」

スポーツ報知 2024年7月22日 19時22分

◆第106回全国高校野球選手権大会 西東京大会 ▽準々決勝 桜美林 0―9 日大二=7回コールド=(22日・神宮球場)

 桜美林は日大二に0―9で敗れ、5年ぶりのベスト4を逃した。

 先発右腕の沼田優杜(2年)は2回まで無失点に抑えたが、3回先頭打者を四球で出塁させるとそこから崩れて5失点。継投した高橋秀太(2年)、佐久間隼(3年)も踏ん張れず、5回までに9点差をつけられた。打線も7回散発4安打とふるわず、無得点に終わった。

 3回途中で降板した沼田は、「相手が上をいっていたし、今まで戦った中で一番強いと感じた。先発なので1、2回の入りを抑えることは意識してできたが、先制点を取られてから崩れてしまった。ランナーを残したまま代わることになって悔しい」と表情をゆがめながら完敗を認めた。

 それでも春は初戦で敗れたチームは今大会、3回戦で日野に逆転勝利、4回戦で実力校の工学院大付を接戦の末に下し、5回戦で八王子北に9回でサヨナラ逆転勝利。「チーム全体で強くなっているのを感じた」と勝ち上がるごとに力をつけてきた。

 昨秋からベンチ入りし、エースナンバーを背負ってきた右腕は重圧もあったというが、「経験を積むところからスタートして、エースとして引っ張る自覚は強くなった。強い相手に逃げずに勝負することはできた」。気持ちの面で大きくなれたという。ともに戦った3年生への感謝を口にし、「まだまだ足りないことだらけ。自分が引っ張って、投げきって抑えられるように。この大会打線に助けられたことも多かったので、ピッチャーのおかげで勝てたと言えるくらいに成長したい」と夏の悔しさを糧にしていく。(雑誌『報知高校野球』取材班)

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