西武は22日、ベルーナドームで8月14日に行われるソフトバンク戦で、作家の宮島未奈さんがセレモニアルピッチに登場すると発表した。
宮島さんは「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社)で2024年本屋大賞を受賞。表紙には主人公の成瀬あかりがライオンズのユニホームを身にまとったイラストが描かれたことでも話題になった1冊。当日は宮島さんがセレモニアルピッチを務め、本イベントのために制作されたオリジナルデザインステッカーを当日の観戦チケットを持った観客全員に配布する。
宮島未奈さんコメント「『成瀬は天下を取りにいく』の第1話『ありがとう西武大津店』は2020年8月末に閉店した西武大津店が舞台になっています。西武大津店では店内BGMに地平を駆ける獅子を見たが流れていて、埼玉西武ライオンズを身近に感じることができました。このたびベルーナドームでセレモニアルピッチの機会をいただき、とてもうれしく思います。ちゃんと投げられるか不安なので、頑張って練習していきます」
栗山巧「世間で話題になった小説の主人公が僕のユニフォームを着用して登場していると知って、驚きました。それがきっかけで野球の試合に目をとめてくれたというお友だちの行動にも胸を打たれ、どんなきっかけでも野球に触れてくれたことがうれしいです。ライオンズのユニフォームがご縁で実現するこのセレモニアルピッチで、宮島さんのナイスピッチングを楽しみにしています」