将棋の第72期王座戦挑戦者決定トーナメント決勝が行われ、後手の永瀬拓矢九段が羽生善治九段に勝利し、藤井聡太王座=竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖=への挑戦権を獲得した。
昨年8~10月に行われた前期王座戦五番勝負で藤井に敗れ、王座から陥落した永瀬。藤井はこの勝利で史上初の八冠に輝いていた。
永瀬にとっては昨年のリベンジの権利を得たことになる。
一方、敗れた羽生は1986年の名人戦で挑戦者になった大山康晴十五世名人以来、38年ぶりの会長のタイトル戦登場はならず。現在、タイトル獲得通算99期の羽生。通算100期への挑戦もお預けとなった。