◆米大リーグ ドジャース9―6レッドソックス(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、本拠地・Rソックス戦に「1番・DH」でフル出場し4年連続4度目、リーグ一番乗りとなる30号ソロを放った。自身、今季2番目の飛距離となる473フィート(約144メートル)の特大弾に同僚も驚がくだった。多くの記録を発信することでおなじみのMLB・comの女性記者サラ・ラングス氏が大谷への思いを明かした。
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誰よりも細かく、正確で、時にマニアックな記録をXに次々投稿するのが、ラングス記者だ。この日も大谷弾が飛び出ると1時間以内で11個も記録を投稿した。
11年連続プレーオフに進出する名門でも、大谷は際立っている。ラングス記者は「スタットキャストによると、大谷選手はドジャースの選手の中で最も遠くへ安定して打球を飛ばしている、ということなんです」と感心している。
今後へ向け「(守備に1試合も就かない)フルタイムのDHでMVPを獲得した選手は誰もいませんが、その最初の選手になるかもしれません」と期待を込めた。さらに「彼がマウンドに戻ることが待ち遠しくて仕方がありません。早くその姿が見たいですが、打者専念の今季も信じられないほど素晴らしいですけどね」と心待ちにした。
世界中のMLBファンを驚かせ続けるラングス記者だが、22年10月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)であることを公表。球宴にも車いすで姿を見せ、取材にもメールで対応するなど、難病と必死に闘っている。