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42歳「超人」が原監督の66歳バースデーを祝福する逆転3ラン!こん身グータッチ!…レジェンド激闘の日韓OB戦

スポーツ報知 2024年7月23日 6時0分

◆日韓ドリームプレーヤーズゲーム 日本10―6韓国(22日・エスコン)

 大きな目を見開いて、両拳を握る。原監督はこん身のグータッチでヒーローを出迎えた。1点を追う6回1死二、三塁。糸井が右翼席へ逆転3ランをたたき込んだ。この回打者10人5得点の猛攻で逆転勝利を収めた。2万9192人の大観衆に、変わらぬ“日韓戦”の熱さを知らしめた。

 選手それぞれ、変わらぬ魂があると思い知った。「野球から離れているとはいえね、国を背負った選手たちはボールを目の前にするとすごいプレーをするのを改めて感じました」と脱帽。「巨人・阪神のOB戦とはちょっと違うね」とちゃめっ気を見せた。

 原監督にとって、この日は66歳のバースデー。過去幾多の死闘を繰り広げた“日韓戦”の指揮で幕を開けた新しい1年に「誕生日にこういうゲームが行われ、野球人として大変うれしく思っております」と喜んだ。試合前セレモニーでも大型ビジョンに祝福メッセージが掲示され、万雷の拍手を浴びた。両国のレジェンドOBの激突という新たな試みを楽しみ「今後も野球界発展のために何かお役に立つなら。続けていけるならば」と継続開催を願った。

 ◆09年第2回WBCの日韓戦激闘メモ 原監督率いる侍ジャパンは、宿敵・韓国とこの大会だけで5度対戦した。同組となった第1ラウンド(R、東京D)の初対決では14―2の7回コールドで圧勝するも、順位決定戦では0―1で敗れ、2位通過。サンディエゴに舞台を移した第2Rでも再び同組となり、通算3度目の対戦は1―4で完敗。順位決定戦では6―2でリベンジを果たし、1位で4強進出を決めた。5度目の対戦は決勝戦。3―3で迎えた延長10回2死二、三塁からイチローが中前に決勝の2点適時打を放って5―3。劇的な連覇をもたらしたヒーローは「神が降りてきた」と名言を放ち、原監督は「お前さんたちは強い侍になった!」とナインをたたえた。

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