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陸上400Mのウォルシュ・ジュリアンが引退し競輪の道へ 20キロ競歩世界記録保持者の鈴木雄介は引退後コーチに

スポーツ報知 2024年7月23日 13時19分

 富士通陸上競技部は23日、陸上男子400メートルで2016年リオ、21年東京五輪代表のウォルシュ・ジュリアン、男子20キロ競歩で世界記録保持者の鈴木雄介が7月末日で引退、退社することを発表した。ウォルシュは同社を通じ「新たな挑戦となる競輪選手を目指して邁進していく所存です」と新しい道に進むことを明かした。鈴木は今後、新潟アルビレックスランニングクラブに所属し、競歩選手の育成・強化をスタートする新潟食糧農業大でコーチになる。

 男子400メートルの第一人者として活躍してきたウォルシュ。22年世界選手権(オレゴン)1600メートルリレーでは日本勢で03年パリ大会19年ぶりとなる決勝で3走を走り、4位入賞に貢献した。その後はけかなどもあり、昨年の世界選手権(ブダペスト)、今年のパリ五輪での代表入りはなかったが「競技生活を通じて、多くの経験と貴重な学びを得ることができました」。競輪選手の道については「これまでのご支援に対する感謝の気持ちを忘れず、次のステージでも精一杯努力してまいります」とした。

 09年世界選手権(ベルリン)から6大会連続出場し、15年3月の全日本競歩で1時間16分36秒の世界新記録をマークして優勝した鈴木。「以前から、引退後は指導者になりたい、お世話になった陸上界や競歩界へ自分の経験を還元したいと考えており、2月の日本代表選考競技会にも出場できなかった現実を鑑み、引退して次の道に進むことを決意しました。次世代の選手に還元していく姿をお見せできればと思います」とコメントを出した。

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