俳優・横内正（８３）、フリーアナウンサーの笠井信輔氏（６１）が２３日、都内で行われた舞台「リア王」（８月２９日～９月２日、東京・三越劇場）の製作発表に出席した。
シェークスピア作品への出演・演出は横内のライフワークで、３年ぶりの「リア王」主演。笠井アナは朗読劇の経験はあるものの、今作が本格舞台デビュー。医師を演じるが、「凹んでます」とひどく参った様子。演出も兼ねる横内から「それはアナウンサーしゃべりです」「俺がアナウンサーに教えてる」などと厳しいダメ出しの嵐という。
笠井氏は指摘されたことを具体的に説明。ニュース原稿を読む際、「捜査が続いています」であれば最後の「す」を弱く発することが多く、そのくせが出てしまうという。ところが、横内のシェイクスピア劇の信念のひとつが「一言一句、きっちり発すること」で語尾の鮮明さも重んじられる。笠井氏は「これほど衝撃を受け、たたかれ、落ち込むのは新人アナ以来です」とショックを受けながらも、食らいついていく覚悟だ。