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【高校野球】智弁学園が天理との「甲子園常連校対決」制し準決勝進出!2年連続の夏聖地へ視界良好

スポーツ報知 2024年7月23日 14時17分

◆第106回全国高校野球選手権奈良大会 ▽準々決勝 智弁学園5―2天理(23日・さとやくスタジアム)

 夏の甲子園に21回出場する智弁学園が、同29回の天理との甲子園常連校対決を制し、準決勝進出を決めた。

 県内屈指の強豪校同士による好カードとなったこの日は、球場の内野スタンドが満員。座席を確保できなかった観客が、外野の芝生エリアで観戦するという、準々決勝では異例の光景が広がった。

 両軍無得点の2回、先発・田近楓雅(ふうが、3年)が無死満塁のピンチを招くと、天理の7番・川村誠志郎二塁手(3年)に右犠飛を献上。エース左腕が、手痛い先取点を許した。

 だが、直後の3回の攻撃では、1死一、二塁から2番・国島来夢中堅手(らいむ、3年)が右越えに適時二塁打を放ち、すぐさま同点に追いつく。なおも1死二、三塁からは3番・近藤大輝二塁手(ひろき、2年)が右翼に勝ち越しの犠飛。相手左腕・麻田悠介(3年)を攻め立て、この回一気に逆転に成功した。

 しかし、2―1の5回、田近が2死三塁から2番・赤埴幸輝遊撃手(2年)に中前打を浴び、同点に追いつかれる。

 それでも、6回には1死三塁から7番・山崎光留捕手(ひかる、3年)がスクイズを成功させ、再び1点リードとした。

 3―2の8回には、1死一、三塁で山崎が3番手・松本大和(3年)から、右越えに2人の走者をかえす適時三塁打。背番号12が、今度はバットを立てて強烈な打球を放ち、貴重な追加点をもたらした。

 3点のリードをもらったエース・田近は、9回まで投げ抜き5安打2失点完投。

 投打で宿敵を圧倒した智弁学園が、2年連続夏の甲子園出場まであと2勝とした。

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