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高橋藍「何が何でもやりきる」左足首負傷から強化試合で復帰…52年ぶり金メダルへバレーボール男子代表がパリ到着

スポーツ報知 2024年7月23日 20時0分

 【パリ(23日)=ペン・宮下京香、カメラ・岩田大輔】26日開幕のパリ五輪に出場するバレーボール男子日本代表が、事前合宿地のポーランドからパリ郊外のシャルルド・ゴール空港に到着した。攻守で主軸を担う高橋藍(らん、サントリー大阪)は空港で取材に応じ「いよいよオリンピックが始まるんだなという思いがありますし、気持ちの部分でも、すごく高まっています」と明るい表情でパリに入った。

 20日のポーランド合宿では本番前最後の強化試合で、世界ランク1位の同国をフルセットで撃破。同2位の日本は“頂上決戦”の前哨戦で本番に弾みをつけた。6月のネーションズリーグ1次リーグ第3週のカナダ戦で左足首を負傷し、約1か月間、試合出場がなかった藍も実戦復帰。攻守で久々の実戦を感じさせないプレーを見せた。「いいパフォーマンスが出せたと思いますし、自分が戻ってきたことで、不安要素ではなく、さらに強い日本代表を出せるという、自信を与えられた。そこは自分にとってプラスになりました」と手応えを語った。

 五輪開会式翌日の27日午前9時(日本時間同午後4時)から、1次リーグが始まり、世界ランク2位の日本は、同11位のドイツとの開幕ゲームに登場する。患部のケア、緩くなった足首を戻すためのトレーニングは継続。テーピングで固定し、状態を上げていく。「完全に治っているわけではないけど、ここまでくればやりきるだけ。何が何でもやりきる」と本番を見つめた。セッターとのコンビの部分など技術的にも手応えと課題を持って最終調整に入る。

 五輪は出場12チームが1次リーグで3組に分かれ、総当たりで戦い、組の上位2チームと3位のうち、成績上位の2チームの計8チームが決勝トーナメントに進む。日本は、1次リーグでドイツ、31日にアルゼンチン、2日(日本時間3日午前4時)に米国と当たる。パリでは、1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの金メダル獲得に挑む。

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