【パリ（２３日）＝ペン・宮下京香、カメラ・岩田大輔】２６日開幕のパリ五輪に出場するバレーボール男子日本代表が事前合宿地のポーランドからパリ郊外のシャルルド・ゴール空港に到着した。２０日のポーランドとの強化試合で転倒し、担架で運ばれたミドルブロッカーの高橋健太郎（ジェイテクト）は空港で元気な姿を見せた。「大丈夫です。お騒がせしました。元気にプレーできるので、万全な状態で臨めると思います」。状態の公表は控えたが、既に検査を済ませ、日本時間２７日午後４時開始の１次リーグ初戦となるドイツ戦への影響はないとした。
日本が８強入りした２１年東京五輪は代表落選で涙をのんだ。初出場の夢舞台へ「どういうシチュエーションでも結果を出すことが、日の丸を背負って、国民の皆様の期待に応えることが僕らの仕事だと思っている。どういうタイミングで出ても自分のやれることをやりたい。チームも楽しむ雰囲気があっていい状態だと思います」と５２年ぶりの五輪金メダルへ闘志を込めた。