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大炎上も「最高の思い出」日本ハム・山崎福也 歴史的二刀流ヒットの直後にまさかの新記録

スポーツ報知 2024年7月24日 5時45分

◆マイナビオールスターゲーム2024 全パ6―11全セ(23日・エスコンフィールド)

 全パの日本ハム・山崎が投打で良くも悪くも?本拠を盛り上げた。新庄監督プロデュースの襟付きユニホームに袖を通し、バットで魅せた。投手として1回表を3者凡退に抑え、その裏1死。才木の外角高め直球を左前にはじき返した。

 「一番得意なところに来ましたね」。投手では87年の桑田(巨人)以来37年ぶの球宴安打。日大三3年のセンバツで1大会最多タイとなる13安打を放った打撃センスを祭典でも発揮した。

 ただ、投げては大炎上。2回にいずれも1イニングでは球宴最多の10安打9失点。「最高の思い出ができました。球宴でいろんな記録をつくれて」。昨季から導入された先発投手が指名打者を兼任できる「大谷ルール」で「2番・DH」として二刀流出場。記録にも記憶にも残る一日になった。

 【球宴記録室】

 ▼投手初の指名打者 投手の山崎(日)が23年に野球規則が改正された通称“大谷ルール”により、2番・指名打者(DH)で先発出場。球宴に投手で選出されDHで先発は、16年〈2〉戦に5番・DHで出場した大谷翔平(日)以来、2人目だ。この試合で大谷は球宴初アーチを含む3安打。MVPを受賞したが、球宴前に右手中指のまめをつぶした影響のため、このシリーズでの登板は一度もなし。山崎は投手がDHで先発した初めてのケースとなった。

 ▼投手37年ぶり 山崎は第1打席で左前安打。球宴で投手が打った安打は、87年〈3〉戦で桑田真澄(巨)が阿波野秀幸(近鉄)から右前安打して以来、37年ぶり。初回はセ・リーグ打線を3者凡退に抑え、打っては自ら安打したものの、2回の投球では3本塁打を含む10安打を浴びて9失点。球宴のイニング最多被安打、最多失点のワースト記録となってしまった。(阿部 大和)

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