◆マイナビオールスターゲーム2024 全パ―全セ(23日・エスコンフィールド)
全パの先発、日本ハム・山崎福也投手が“歴史的”な登板を苦笑いで振り返った。「DH・投手」の2番打者で出場し、初回の投球は2三振を含む3者凡退スタート。直後の攻撃では阪神の右腕・才木の外角高め直球を鮮やかに左前へはじき返して投打二刀流でファンを沸かせた。
しかし2回、3被弾を含む一挙10安打9失点と強力打線につかまった。1イニングでの被安打10、9失点はともに球宴史上ワースト記録。「最高の思い出ができましたね…。オールスターで良かったのか、悪かったのか…。すごい打線でした」と交代後は頭をかき「こんなことあるんだなって。いいんだか、悪いんだか分からないですけど、オールスターで色々な記録をつくれて。良かったじゃないですけど、ヒットも打ったのでそっちも良かったです」と振り返った。
得意の打撃で魅せたことについては「まっすぐを投げてくれるかなと思って待っていて。一番得意なところに来ました」と納得顔。それでも最後は「初回は良かったけど…。歴史的な記録もつくれたので、良くはないですけど、名前を刻めたので。そこはこれから誇りを持っていきます」と投球を思い出して苦笑いだった。