菅田将暉が主演を務める映画「Cloud クラウド」(黒沢清監督、9月27日公開)が、イタリアで8月に開幕する「第81回ベネチア国際映画祭」(現地時間8月28日~9月7日)に正式出品されることが23日、発表された。アウト・オブ・コンペティション部門で上映される。
本作は、誰もが標的になりうる日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。菅田は、“転売ヤー”(=商品を転売をする人)の主人公を演じてる。
本作が上映されるアウト・オブ・コンペティション部門は、過去に「デューン/砂の惑星」(21年、ティモシー・シャラメ主演)など、映画ファンに支持されるエンターテイメント性の高い作品を紹介している華やかな部門。今年は日本作品では、北野武監督の「BROKEN RAGE」と本作が上映される。
菅田は、「黒沢監督の作品で海外の映画祭に行くことをずっと夢見ていました。感謝です。大いに楽しんでもらえることを願っています」と歓喜。黒沢監督も「シンプルな娯楽映画を目指した作品がヴェネチアに選ばれたと聞き、たいへん驚いています。菅田将暉の善人とも悪人ともつかない絶妙な両義性が、この幸運を引き寄せてくれたのでしょう」と感謝のコメントを寄せている。