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【パリ五輪】バレーボール男子代表が本番会場で初練習 朝一番の初戦試合時間に合わせてメインアリーナへ

スポーツ報知 2024年7月24日 15時58分

 【パリ(24日)=宮下京香】1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの五輪金メダルを目指すバレーボール男子日本代表が、本番会場のパリ南アリーナで初練習を行った。パリ時間の午前8時(日本時間午後3時)頃から練習会場のサブアリーナで体を動かし始め、フィリップ・ブラン監督による約2分間のミーティング後、声をかけ合って始動。その後、27日の1次リーグ初戦・ドイツ戦の開始時刻と同じ午前9時頃からメインアリーナでの練習をスタートした。

 23日には事前合宿地のポーランドから決戦の地、パリに入った。主将の石川祐希(ペルージャ)は「いよいよだなと感じています。あと4日で試合が始まるので。非常にいい形ではきている。まだミスや1点を取り切れていないところもあるので、そこをどれだけ精度高くやっていけるか。完璧は難しいけど、完璧に近くプレーしないと、僕たちは勝つのは難しいので。大会を通して精度を上げつつ、どんどん上のステージにいけたらなと思います」と思いを語っていた。

 世界ランク2位の日本の五輪1次リーグの初戦は、開会式翌日の27日午前9時(日本時間午後4時)からバレーの開幕ゲームとして行われる。異例の朝一番の試合で、石川は「高校生や大学生のとき以来」と明かす。チームとしては開始時刻から逆算し、午前6時から散歩を取り入れるなど、初戦から100%の状態で挑めるよう、試行錯誤を重ねてきた。主軸の高橋藍(サントリー大阪)は「早く寝て、早く起きる。チームとして意識してやってきた」と手応えを話していた。

 五輪1次リーグは出場12チームが3組に分かれ、総当たりで戦い、組の上位2チームと3位グループのうち、成績で上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進む。日本は27日の初戦でドイツ、第2戦は31日にアルゼンチン、8月2日に米国と激突する。1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの金メダルへ、まずは初戦でスタートダッシュを切る。

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