◆米大リーグ ドジャース5―2ジャイアンツ(23日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場し、1点リードの5回2死一、三塁の第3打席で右翼へ2点適時二塁打を放つなど5打数2安打3打点。チームの後半戦無傷の5連勝に大きく貢献した。1試合3打点は今季最多タイで、本塁打なく3打点を挙げたのは今季初。73打点とし、リーグ2位に浮上した。
先発右腕・ヒックスに対して、第1打席は空振り三振で4年連続のシーズン100三振。第2打席も空振り三振に倒れたが、それでも1点をリードした第3打席目で内角低めのスイーパーを捉え、右翼手の頭を越える2点適時二塁打で貴重な追加点をたたき出した。
第4打席も空振り三振。3点リードした8回2死一、三塁の第5打席目では速球派右腕・ロドリゲスの99・2マイル(約159・6キロ)直球をはじき返し、中前適時打を放った。
この試合は「Women’s Night」として行われ、女性にスポットを当てたイベントが多く行われた。登場曲は各選手の妻らが選択。大谷の妻・真美子夫人が選択したのは、人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」で使用される菅野祐悟の「il vento d’oro」だった。試合前に球団SNSで公開された「好きな女性アスリートは?」という質問に対して大谷は「My wife(私の妻)」と、元バスケットボール選手でもある夫人を挙げていた。
試合後、大谷はNHK中継のテレビインタビューに応じた。一問一答は以下の通り。
―今の気持ち。
「最近チームとしても流れがいいと思うので、これを継続できればなと思ってましたし、いいスタートだったなと思います」
―4回の適時二塁打。
「難しいボールだったんですけど、何とかフェアゾーンに落ちてくれたので、いいスイングだったなと思います」
―8回の適時打。
「いい形で打線がつながっているところなので、何とか自分もいい流れのままに得点したいなと思っていたので、いい打席だったなと思います」
―貯金20。
「本当にいい時もあれば悪い時もあると思うんですけど、悪い時にすぐに流れを切れたりとか、いい流れを長期間継続できるチームだと思うので。今いい流れだと思いますし、これをずっと継続していきたいなと思います」
―今後に向けて。
「明日もあさってもまだあるので、一試合一試合本当に大事だと思いますし、後半戦本当にどういう試合をするかも大事だと思うので、いいゲームができればなと思ってます」