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ツインズが菊池雄星を補強の最有力候補に 獲得するべき理由を地元メディア熱烈報道「足りないピース」

スポーツ報知 2024年7月24日 15時1分

 7月末のトレード期限までに放出されることが有力視されるブルージェイズ・菊池雄星投手(33)を、ツインズが補強の最有力候補に挙げていると23日(日本時間24日)、地元メディア「ツインズ・デイリー」が伝えた。

 同メディアの記事によると、「現フロントはレンタル選手(短期的補強)のトレードを避けてきたが、2024年はその傾向が変わるかもしれない。もしそうなら、ブルージェイズの左腕が最も明白な候補だ」と報道。これまで花巻東の後輩・大谷翔平投手(30)らが所属するドジャースなども雄星の移籍先候補として報じられているが、さらに一歩踏み込んで言及した。

 ツインズは今季、55勝45敗の貯金10でア・リーグ中地区2位。同地区首位を走るガーディアンズとは現在5ゲーム差だが、ワイルドカード争いではポストシーズン進出圏内をキープしている状況だ。

 同メディアは「ツインズにとって足りないピースは菊池雄星をトレードで獲得することかもしれない」とし、その理由に「ベテランの存在感」「先発ローテに不足している左腕」などを挙げた。「菊池はメジャーで信頼できる先発投手になる才能があることを証明してきた。打者から三振を奪い、イニングを稼ぐ彼の能力はツインズがまさに必要としているものかもしれない」「現在の先発ローテは全て右投手で構成されており、左偏重のラインアップに対しては不利になりかねない」「菊池の成績指標は彼がまだ未開発の潜在能力を持っていることを示している」「適切な調整と新しい環境さえあれば、菊池は後半戦のツインズの最前線の先発投手になれる」などと言葉を並べた。

 記事の最後では「菊池のトレードはツインズの投手陣の差し迫ったいくつかのニーズに対処するまたとない機会になる」と締めており、喉から手が出るほど欲しい存在のようだ。

 ブルージェイズは今季45勝55敗の借金10でア・リーグ東地区の最下位に低迷。来季以降の再建に向け、トレード戦線では売り手に回るとされており、その中でも昨季11勝を挙げ、今季も21試合で4勝9敗、防御率4・54の雄星がチームを去る可能性は高まっているとされる。本人は周囲が騒がしくなる中、「毎回試合に集中しなければいけないと自分に言い聞かせてます」と話している。

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