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【パリ五輪】バレー男子・ブラン監督「(朝)9時にハイパフォーマンスを出せるように」本番会場で初練習

スポーツ報知 2024年7月24日 17時53分

 【パリ(24日)=宮下京香】26日開幕のパリ五輪で52年ぶりの金メダルに挑むバレーボール男子日本代表が、本番会場のパリ南アリーナで練習を行った。パリ時間の午前8時頃より練習会場のサブアリーナで体を動かし始め、27日の1次リーグ初戦のドイツ戦の開始時刻に合わせて、午前9時頃よりメインアリーナでの初練習をスタートした。

 選手は午前9時の5分前にコートに入ると、石川祐希主将(ペルージャ)はジャンプしてネットの感覚を確かめた。アウトサイドヒッターの大塚達宣(大阪ブルテオン)がレフトから強打をたたき込み、練習はスタート。両サイドからスパイクを打ち込むと、ハイセットの状況やサーブ、サーブレシーブを確かめ、6対6の実戦的な練習を30分ほど行い、得点源の高橋藍(サントリー大阪)や西田有志(大阪ブルテオン)はスパイクを決めてうなずくなど、ひとつずつのプレーで会場の感触を確かめた。約1時間ほどたって午前10時頃に会場練習を終えた。

 フィリップ・ブラン監督が練習後に取材に応じ「非常にいい会場だと思う。ジャンプサーブも特にライトに邪魔されないと思うので、いいサーブが打てると思います」とうなずいた。27日午前9時(日本時間午後4時)開始の1次リーグ初戦のドイツ戦に向け、同時刻に本番会場で練習し「朝9時にプレーするのは難しいと思いますが、ドイツチームも同じなので、この時間に合わせて朝起きたり、動くことは練習してきた。9時にハイパフォーマンスを出せるようにしたい」と見据えた。

 日本の後、午前10時頃からはドイツチームがメインコートで練習を行い、高い打点から鋭いサーブを突き刺すなど、順調な仕上がりを見せた。ブラン監督は「まずはサーブとサーブレシーブがカギになる。あとは相手のオポジットに対してのブロックもカギになる。前回(20日)のポーランドとの練習試合では、ドイツと同じような大きいミドルがいるチームに対しても戦えていたので、いい準備ができている」と胸を張った。

 1次リーグは27日にドイツ、31日にアルゼンチン、8月2日に米国と対戦する。1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりとなる金メダル獲得へ、初戦から勢いをつける。

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