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【高校野球】巨人OBの東海大相模・原俊介監督初Vを“恩師”村中秀人氏が祝福「自分の野球を貫いてくれた」

スポーツ報知 2024年7月24日 18時19分

◆第106回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽決勝 東海大相模6-4横浜(24日・横浜スタジアム)

 東海大相模が横浜との名門対決を制して、2019年以来5年ぶり12度目の夏切符をつかんだ。

 2021年秋から指揮を執る巨人OB・原俊介監督(46)にとっては、春夏通じて初の甲子園。試合後には涙を流し、選手と抱き合って喜びをわかちあった。同校OBでもある指揮官を監督として指導した村中秀人氏(65)が喜びの声を寄せた。

 この日の試合は甲府市内の自宅でテレビ観戦した村中氏。「まずは優勝してくれたのが本当にうれしい」と声を弾ませ「最後まで自分の、相模の野球を貫いてくれたね」と接戦を制した監督とチームをたたえた。自身も原辰徳オーナー付特別顧問(66)と共に東海大相模で選手として活躍した後、相模、甲府と東海大系列の付属校で監督を経験、両校で何度も甲子園出場を果たした“名将”。原監督とタッグを組む和泉淳一部長(51)も2022年春まで甲府で村中氏を部長として支えてきた愛弟子という縁がある。「なかなか勝てない中、2人ともいろんな思いをしてきたと思うが、これでひとつ報われたと思う」とねぎらった。

 自身はこの春、ユニホームを脱いで総監督に就任。東海大系列校の野球部を幅広く指導する存在となった。準決勝前にはサプライズで相模を訪問、直接原監督を激励した。「心は熱く、頭はクールに、と俊介(監督)には伝えました。彼は昔から涙もろいんでね(笑い)」。現在も各地を飛びまわり、教え子、後輩を支えている。

 見事に恩師の“ゲキ”に応えた教え子コンビが、この夏甲子園のグラウンドに立つ。村中氏は「神奈川(大会)とやることは同じ。思い切り勝負してきてほしい」。“タテジマ”の重みを誰よりも知る指揮官は、聖地での活躍に期待を寄せた。

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