巨人・阿部慎之助監督（４５）が２４日、大混戦のセ・リーグ制覇へキーマンに赤星優志投手（２５）を“指名”した。後半戦に向けてジャイアンツ球場で１軍全体練習を再開。球宴休み明け初戦となる２６日のＤｅＮＡ戦（横浜）で先発予定の右腕の投球練習に熱視線。「お前が３～４勝したら優勝できる」と期待の声をかけた。菅野、山崎伊、戸郷、グリフィンの先発４本柱が好調で前半戦首位ターン。赤星、井上らのローテ５、６番手が躍動すればチーム力はさらに上がる。
◆阿部監督就任後の投手指導◆
▽ど真ん中指令 ２３年１０月１５日 Ｇ球場での秋季練習のブルペンで畠、横川らに直接指導。「ど真ん中を狙って投げてみて」
▽カットボール指導 同１１月３日 宮崎秋季キャンプ３日目のキャッチボールで育成・ルシアーノの相手を務め握りを伝授。
▽腕を緩めるな ２４年２月２日 宮崎春季キャンプのブルペンで堀田に「それぐらいで（直球の時と同様に）チェンジアップ投げてみて。打者が分かるくらい（腕の振りが）緩んじゃっているから」。
▽フォークのイロハ 同２月６日 宮崎キャンプのブルペンで西舘にフォークのコツをアドバイス。抜けが目立ち「左打者の方に引っかけてもいいから強く投げてみろ！」。
▽スプリットも 同２月８日 宮崎キャンプのブルペンでスプリットの投げ方を試行錯誤するケラーにコツを伝授。