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酒井宏樹、オークランドFC移籍を正式発表「未知なる挑戦」…浦和を6月に退団「感謝しかない」

スポーツ報知 2024年7月25日 9時1分

 サッカーのオーストラリア1部・Aリーグに来季から新規参入するオークランドFC(ニュージーランド)は25日、元日本代表DF酒井宏樹(34)が新たに加入すると発表した。背番号は「2」に決定。酒井は「未知なる挑戦にチャレンジしたい」と意気込んだ。

 酒井はJ1柏、ドイツ1部ハノーバー、フランス1部マルセイユを経て、2021年夏に浦和に加入。同年の天皇杯、昨年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で優勝に貢献した。今季は2年連続で主将に就任。4月に右膝骨挫傷の重傷を負い、5月に実戦復帰したが、その後は出場機会が減っていた。

 6月下旬には海外移籍を前提にチームを離脱。同30日の磐田戦(3〇0)後に埼玉スタジアムでスピーチして浦和に別れを告げ「浦和には感謝しかない。みんなが勝ってくれて、気持ちよく送り出してくれてうれしかった」とかみしめた。

 34歳で新天地に選んだのは、今年3月に新設されたニュージーランドのクラブだった。「ずっとAリーグでプレーしたいと思っていた。新しい目標やチャレンジを追い求める選択をしてきたから、このチャンスが巡ってきた時、僕にとっては自然なキャリアアップだった」「ゼロベースで、3~4か月前にできたクラブ。オークランドという人口が多い街で始まるクラブで、非常に大きなものをもたらしてくれると思う。僕自身、新たな経験、未知なる挑戦にチャレンジしたいと思った」と心境を語った。

 マルセイユでは欧州CLに出場、浦和ではACL優勝と自身の目標を達成してきた。今後に向けて「もちろんタイトルはほしい。でも、オークランドのスタジアムを常に満員にすることは目標にしたい。それは自分たちのパフォーマンス次第。街が熱狂するような形をつくっていきたい」と意気込んだ。

 今回の移籍をきっかけに初めてオークランドを訪問。現在は冬で気温は15度ほど、夏も最高25度ほどで「サッカー選手にはすごい心地よい気温なのかな」と笑顔を見せた。8月にシドニー、9月にメルボルンで合宿を行い、10月中旬予定のリーグ開幕に向けてコンディションを上げていく。

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