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【高校野球】田辺、18年ぶり4強進出! 山本陣世が公式戦初完投&同点打で勝利導く

スポーツ報知 2024年7月25日 12時48分

◆第106回全国高校野球選手権和歌山大会▽準々決勝 田辺4―1海南 (25日・紀三井寺)

 田辺が18年ぶりの4強へ駒を進めた。本職は遊撃手の山本陣世(3年)が「4番・投手」でスタメン出場。新チーム発足以来、初先発のマウンドで常時140キロ前後を記録する直球を軸に、9回を1失点と好投を披露し、勝利をたぐり寄せた。

 「試合前に監督に『1人でいってくれ』と声をかけられたので、任せろと思って」と笑顔で好投を振り返った右腕は、2回、連打で1死一、三塁とされ、8番・弓中晴貴中堅手(3年)の三ゴロの間に1点を失うも、最後まで球威が衰えることはなく、公式戦初完投を記録した。

 0―1の4回1死二塁では、「みんながあんまり打ってくれなかったので(笑い)」と左前適時打を放ち、4番自らのバットで試合を振り出しに戻した。その後、6番・田中大心遊撃手(1年)の右翼線適時二塁打で勝ち越しのホームを踏むなど、投打に大車輪の活躍だった。

 田中格監督は「(山本陣には)最後まで投げてくれてありがとうという気持ちです。次戦もどちらがきても難しい試合になる。初回からギア上げて、全力でいきます」と智弁和歌山―日高の勝者との準決勝を見据えた。

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