プロ野球は26日から後半戦がスタート。混戦のセ・リーグを抜け出すのは? パ・リーグはソフトバンクの独走にストップをかけられるのか? スポーツ報知が、野球が復活する2028年ロサンゼルス五輪で侍ジャパンの候補になり得る選手を、後半戦のキーマンに選びました。
優勝に向けて、新井監督が「後半戦、彼の力は必ず必要」と言い切るのが、26歳の坂倉だ。捕手に専念した昨季は、102試合で先発マスクをかぶりながら、今季は開幕から極度の打撃不振。ベテランの会沢だけでなく、昨季1軍出場がなかった1学年上の石原にマスクを譲る試合も多く、不本意な前半戦となった。
3月の侍ジャパン強化試合では、オーバーエージ枠の一人として、人生で初めて日の丸を背負った。持ち前の強打がよみがえれば、28年ロサンゼルス五輪では正捕手候補の一人に挙がるだろう。「責任を持って結果を出せるように」と自覚を持つ男の完全復活なしに、6年ぶりのリーグ優勝はない。