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【高校野球】富山商が2年連続の決勝進出…188センチの福田敦士三塁手が3安打

スポーツ報知 2024年7月25日 14時43分

◆第106回全国高校野球選手権富山大会 ▽準決勝 富山商4-0高岡第一(25日・富山市民)

 準決勝が行われ、シード校の富山商が4-0で高岡第一に勝利し、2年連続の決勝進出を決めた。188センチ、88キロのスラッガー、福田敦士三塁手(3年)が、3安打と活躍。3回無死一塁では、136キロのストレートを中前に運べば、5回1死では左越え二塁打を放ってチャンスを広げた。3回戦は3安打、準々決勝では2安打と調子を上げている福田は「春の県大会よりボールがよく見えるようになった。調子はいいです」と明るい表情を浮かべる。

 プロのスカウトも将来を期待する大型スラッガーだ。昨夏は甲子園デビューを果たし、2年生ながら4番打者として出場。1回戦は鳥栖工(佐賀)に2-3で惜敗したが、3安打と奮闘した。確かな手応えをつかんだが、昨秋は練習中に左足首の靭帯(じんたい)を損傷し、県大会を欠場。「出場できず、チームも3回戦で負けて、悔しい思いをしました」と振り返る。今冬はウェートトレーニングと食事量を増やし、体重は5キロ増加して飛距離もアップした。

 昨夏に持ち帰った甲子園の土は、瓶に入れて玄関に置き、モチベーションをアップさせている。「春からはバッティングの量を増やし、自分が納得いくまで振り込んできた。もう一回、あの舞台に行きたいです」と福田。努力を重ねる4番がチームを勝利に導く。(中田 康博)

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