女子野球の世界一を決める「第９回ＷＢＳＣ女子野球Ｗ杯」で７連覇を狙う侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」が２５日、日本時間２９日にカナダで初戦を迎える最終ステージ（Ｓ）に向けて羽田空港を出発した。
コロナ禍を経て６年ぶりに世界一が決まる最終Ｓには、昨年広島などで行われた１次リーグ（Ｌ）を突破した日本と台湾、カナダ、ベネズエラ、メキシコ、米国が参加。総当たりの上で決勝は８月４日に行われる。
共同主将の１人で５大会連続出場となる出口彩香（西武ライオンズレディース）は、「６年ぶりで、やっとできると楽しみにしていました。このメンバー２０人はみんな力を持っているので、自信を持ってやれれば。初めての選手も多いですが思い切りやってもらって、Ｗ杯の怖さを知っている私たち経験者が落ち着いてバランス良く出来れば」と意欲。中島梨紗監督は、米国とベネズエラに警戒が必要としつつも、「やるべき準備は出来ている。あとは（大会中に）チーム力を上げて、最終日に作りたかった（理想の）チームができれば」と、７連覇へ意欲をみせた。