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【高校野球】智弁和歌山、12得点&完封リレーで盤石4強 2番手197センチ右腕・中西琉輝矢は自己最速更新の149キロ連発

スポーツ報知 2024年7月25日 16時18分

◆第106回全国高校野球選手権和歌山大会▽準々決勝 智弁和歌山12―0日高=5回コールド=(25日・紀三井寺)

 智弁和歌山が13安打12得点と打線が爆発し、準決勝へ駒を進めた。守っては松倉汐音、中西琉輝矢、金田雄太郎の3投手(いずれも3年)が完封リレーを完成させ、盤石の試合運びで勝利を収めた。

 初回、安打と失策で出塁した走者を進めて1死二、三塁とし、4番・花田悠月三塁手(3年)の右犠飛で先制。5番・松嶋祥斗一塁手(3年)の打球も適時失策を誘い、さらに1点を追加した。2回からも攻撃の手を緩めず、毎回安打、毎回得点の猛攻で相手に隙を与えなかった。

 3年生右腕3人のリレーでは、許した安打はわずか2本。なかでも圧巻だった中西は、4回、今夏初のマウンドに上がると「っしゃー!」と声をあげ、初球からエンジン全開。春から自己最速を4キロ更新する149キロを連発し、先頭から2者連続で三振を奪った。次打者は味方の失策で走者を許したが、後続を断ち1回無失点。憧れだというドジャース・大谷翔平の193センチを超える197センチの恵まれた体を持つ右腕は、「球速へのこだわりはもちろんですが、チームを勝たせるために腕を振るだけです」と表情を引き締め、次戦を見据えた。

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