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照ノ富士、連敗せず 阿炎を問題にせず11勝目 13日目にも優勝の可能性「まだ早い。3日もある」

スポーツ報知 2024年7月25日 19時28分

◆大相撲 ▽名古屋場所12日目(25日・ドルフィンズアリーナ)

 横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)は連敗を許さなかった。関脇・阿炎(錣山)が繰り出したのど輪をものともせずに前進。右を差すと、最後は左上手も取って寄り切った。1敗を守り「落ち着いて圧力をかけられたので良かったんじゃないですか」と冷静な表情で振り返った。

 11日目に新関脇・大の里(二所ノ関)に敗れて初黒星を喫したが「何も変わらない。昨日は昨日」と全く引きずる様子はなかった。13日目に3敗で追う大関・豊昇龍(立浪)と隆の勝(常盤山)、美ノ海(木瀬)の平幕2人がいずれも敗れ、自身が結びで大関・貴景勝(常盤山)に勝つと、3場所ぶり10度目の優勝が決まる。13日目Vとなれば2015年初場所の横綱・白鵬以来で、自身は初めてとなる。それでも照ノ富士は「まだ早い。あと3日もありますから」と平常心を強調した。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「今場所の照ノ富士は重たい。阿炎が押しながら崩れてしまった」と分析し、「早く優勝したい気持ちはあるだろうが、焦ってはいけない」と助言もした。幕内後半戦の高田川審判長(元関脇・安芸乃島)は「照ノ富士は厳しかった。嫌な相手だったが、右が入って一気に出ていった。さすが」と絶賛していた。

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