【パリ(25日)=宮下京香】1972年のミュンヘン大会以来、52年ぶりの五輪金メダルに挑むバレーボール男子日本代表は、パリ市内の体育館で約2時間、調整した。27日午前9時(日本時間午後4時)開始の1次リーグ初戦・ドイツ戦に合わせ、前日の本番会場練習に続いての“朝練”で午前8時頃から体を動かした。6対6のゲーム形式の練習やマシンを使ったサーブレシーブの練習などで汗を流した。
得点源として期待される西田有志(大阪ブルテオン)は「コンディションはいいと思います。これだけ準備してきているので。日本は誰が出てもいいチームというところを証明できるように」と充実感を漂わせた。
23日にパリ入り後、選手村では同じバレーの女子代表主将で今大会限りでの引退を表明している妻・古賀紗理那(NEC)と会話もしたという。「(妻は)これが最後なので、悔いなくやってくれたら。お互いにベストコンディションで臨みたい」と力を込めた。