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【パリ五輪】途中出場から2ゴールのFW藤尾翔太「次負けたら意味がない」同級生SHIGEKIXとの再会願う

スポーツ報知 2024年7月26日 8時0分

◆パリ五輪サッカー男子 ▽1次リーグ第1戦 日本5―0パラグアイ(24日、ボルドー競技場)

 強心臓の背番号9が、途中出場から2ゴールの活躍を見せた。FW藤尾は途中出場で右MFに入ると、後半36分にFKにヘディングで合わせてチーム4点目。さらに同42分、FW細谷のラストパスに抜け出し、ダメ押しの5点目を決めた。「僕一人じゃ決められない2点。周りに感謝したい」と振り返った。

 細谷とセンターFWの位置を争うが、この試合はベンチスタート。MFもこなす柔軟性もあるが、やはりFWらしい強気な立ち居振る舞いが特徴だ。五輪のメンバー発表は、通常なら緊張する場面でも「俺が外れたら誰が入るんかな」と自信たっぷりに臨んだ。今季はJ1で8ゴールを挙げ、首位町田の攻撃陣をけん引。一方、PK時にボールに水をかけて芝を滑りやすくするルーチンが、非紳士的だとSNSで批判を受けたことも。それでも意に介することはなく、ゴールという目的にまっすぐ進む強さが最大の武器だ。

 今大会にはピッチ外の“刺激”もある。ブレイキン男子の金メダル候補で日本選手団の旗手を務める半井重幸(22、ダンサー名・SHIGEKIX)=第一生命保険=は大阪学芸高のクラスメートで、パリでの再会も思い描く。「次負けたら意味がない。勝ちきるように準備します」という言葉も頼もしい藤尾が、日本の攻撃陣を厚くする。

 ◆藤尾 翔太(ふじお・しょうた)2001年5月2日、大阪府出身。23歳。C大阪の下部組織から20年にトップ昇格。21年途中にJ2水戸、22年は同徳島、23年は同町田に育成型期限付き移籍し、J1昇格に貢献。完全移籍した今季はJ1首位の町田で8ゴール。お気に入りのアーティストは「友達の影響で好きになった」という浜崎あゆみ。184センチ、79キロ。右利き。

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