ドジャースが、ジョーダン・ライルズ投手(33)とマイナー契約を結んだと25日、「ニューヨーク・ポスト」の敏腕記者で知られるジョン・ヘイマン氏が自身の「X」(旧ツイッター)に、「ジョーダン・ライルズがドジャースとマイナー契約を結ぶと聞いた」と投稿した。
ライルズは、11年にメジャーデビューすると、19年にはパイレーツとブルワーズの2球団で初の2ケタ勝利となる12勝を挙げた。21年はレンジャーズ、22年はオリオールズで10、12勝を挙げて2年連続2ケタ勝利。だが、昨季はロイヤルズで開幕から登板した試合15戦連続敗戦というメジャーワースト記録を作るなど6勝止まりで、リーグワーストの17敗を喫して、防御率は6・28だった。メジャー通算357登板で72勝107敗、防御率5・22。今季は5登板のみで0勝0敗、防御率0・00で先発は1度もなく、4月12日の登板がメジャーのマウンドは最後だった。
ドジャースは先発投手陣に離脱者が続出。現時点で山本、ビューラー、ミラーがシーズン途中に離脱し、ゴンソリン、メイ、シーハンは今季1度も登板出来ずにいる。さらに今季8勝を挙げていた35歳左腕のパクストンは事実上の戦力外となる「DFA」。グラスノーは24日に19日ぶりに復帰し、カーショーは25日に先発予定だが、ストーン、ナック、ロブレスキー、ライアンら若手先発陣に頼らざるを得ない状況が続いている。
30日(日本時間31日)にトレード期限が迫り、先発投手を補強することが確実とされているドジャース。だが、ここに来てロハス、テーラーが相次いで離脱するなど、ベッツとマンシーがまだ復帰出来ていない内野手にも故障者が続出している。