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なでしこ、狙われた左…DF北川ひかるの不在響く 藤野あおばの豪快FKで先制もスペインに逆転負け

スポーツ報知 2024年7月26日 3時16分

◆パリ五輪サッカー女子 ▽1次リーグ第1戦 日本1―2スペイン(25日、ボジョワール競技場)

 なでしこジャパンはFIFAランク1位の強豪スペインに1―2で力負けし、白星発進を逃した。

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 MF藤野あおばの豪快なFKで幸先良く先制したなでしこジャパンだったが、その後はスペインに試合を支配され、逆転を許した。

 DF北川ひかるが7月13日のガーナ戦で右膝を痛めた影響でベンチ外となったが、編成上、本職として左ウィングバックができる選手が北川1人いう状況の中で、不在の影響は大きかった。

 3バックを見送って4―4―2のシステムで挑んだ日本は、左サイドバックに古賀塔子、左サイドハーフに清家貴子を起用。個々の局面では奮闘したが、マークの付き方がハッキリせず、時間が経つごとに左サイドを攻められる場面が目立った。

 後半開始から清家を下げて浜野まいかを投入し、宮沢ひなたを左ウィングバックに起用する3―6―1に変更したが、守備面での課題は改善されず。最後は清水梨紗の負傷もあって古賀を右に回し、センターバックの南萌華を左サイドバックにスライドさせたが、DFラインのバタバタ感は拭えず、その直後に決勝点を与えた。

 チームはかねて左サイドバック、左ウィングバックの人選に苦労し、様々な形をテストしながら本大会を迎えていたが、そのチーム状況でピッチに立つ選手が相手に狙われることは必然。弱みを突かれる形で黒星を喫することになってしまった。

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