米国で最も伝統のあるボクシング専門メディア「ザ・リング(THE RING)」は25日、全階級を通じた最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新ランキング(7月20日付)を発表。WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)が10位から9位に浮上した。
1位はヘビー級の世界4団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)、2位はスーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と変わらず。
中谷は20日、同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)を強烈な左ボディーストレート1発で初回KOで下し、初防衛に成功した。24日には米興行大手「トップランク」社が中谷とプロモート契約を結んだと発表。中谷は目標の一つとして「PFPで1位になる」ことを挙げているが、同社のボブ・アラムCEOは「中谷潤人は並外れた、希有(けう)な才能の持ち主」「彼はいつかパウンド・フォー・パウンドの王者になるでしょう」などと評価した。
26歳の中谷の戦績は28戦全勝(21KO)。
PFPランキングは以下の通り。
(1)オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
(2)井上尚弥(大橋)
(3)テレンス・クロフォード(米国)
(4)サウル・アルバレス(メキシコ)
(5)ジェシー・ロドリゲス(米国)
(6)アルトゥール・ベテルビエフ(ロシア)
(7)ドミトリー・ビボル(ロシア)
(8)ジャーボンティ・デービス(米国)
(9)中谷潤人(M・T)
(10)エロール・スペンス・ジュニア(米国)