◆米大リーグ ナショナルズ0―3パドレス(25日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク)
パドレスのディラン・シース投手が25日(日本時間26日)、敵地のナショナルズ戦で、4月1日アストロズのR・ブランコ投手に次いで今季メジャー2人目、パドレスでも2021年J・マスグローブに次いで球団史上2人目のノーヒットノーランを達成した。9回を投げ9奪三振、3四球も盗塁死と併殺打で残塁は1。114球投げ71球がストライクだった。
危うかったのは5回先頭のイエペスのフライ。二塁ボガーツが背走して打球に追いつくもグラブから飛び出した。そこへカバーに入っていた中堅メリルがキャッチ。8回にはルイーズの一、二塁間の打球をボガーツがダイビングキャッチ、一度はファンブルしたが間一髪で一塁アウト。ボガーツはグラウンドをたたいて喜びを表した。
淡々と投げていたシースだったが、最後の打者エイブラムズを右翼ライナーに仕留めるとマウンドで両手を大きく広げジャンプ。そこへナインが次々に集まり、ブルペンからは松井裕樹も快挙の輪に入って喜び合った。
シースはホワイトソックス時代の2022年9月3日、9回2アウトまでノーヒットだったが、現在チームメイトになっているアラエスに打たれて快挙を逃していただけに2度目の正直だった。