パリ五輪テニス競技初日（現地時間２７日）の試合順が２６日に発表された。５度目の出場となる男子元世界ランク４位の錦織圭（ユニクロ）のシングルス初戦ジャック・ドレーパー（英国）戦は、６番コートの第１試合（日本時間２７日１９時開始）に組まれた。女子シングルス１回戦の大坂なおみ（フリー）対アンゲリク・ケルバー（ドイツ）戦は、センターコートのナイトセッション（日本時間２８日午前２時以降開始）の第２試合に入った。
故障が相次ぎ不本意なシーズンを送っている錦織だが、五輪はプロテクト・ランキング（ＰＲ＝公傷世界ランキング）を使ってエントリーした。シングルスにくわえ男子ダブルス、混合ダブルスの３種目に挑む予定。「五輪は日本を代表して戦える場。少しでも色んな人に見てもらえるように、自分も活躍してかっこいい姿を見せられたら」と意気込んでいる。
２５日は会場で練習した大坂は「コンディションはとてもいい。毎試合、できるだけいいプレーをすること。そして表彰台に乗れたら」と順調そう。対戦するケルバーは４大大会通算３勝、１６年リオデジャネイロ五輪銀メダリストで元世界ランキング１位のレフティー。大坂と同じく、２３年２月に第１子を出産したママ選手で、パリ五輪を最後に引退する意向を表明している。
競技の幕開けとなるセンターコートの第１試合は、女子世界ランキング１位イガ・シフィオンテク（ポーランド）対イリナカメリア・ベグ（ルーマニア）に決まった。第２試合は悲願の五輪金メダルに挑む男子第１シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）とマシュー・エブデン（オーストラリア）の一戦。ナイトセッションの第１試合は大注目のラファエル・ナダル、カルロス・アルカラス（スペイン）組が第６シードのアルゼンチンペア、マキシモ・ゴンサレス、アンドレス・モルテニ組と対戦する。