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ブレーブス・オズナが「3冠王」「ライバル・大谷翔平」「千賀対策」語り尽くした 直撃インタビュー

スポーツ報知 2024年7月26日 13時3分

◆米大リーグ メッツ3x―2ブレーブス=延長10回=(25日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ブレーブスのDH、マルセル・オズナ(33)が25日(日本時間26日)、敵地・メッツ戦に「3番・DH」で先発出場。2打数無安打2四球で打率は3割5厘となった。ここまで28本塁打はドジャース・大谷翔平投手(30)に次いでリーグ2位、80打点は同1位、打率は同3位。ナ・リーグでは1937年のジョー・メドウィック(カージナルス)以来となる3冠王を射程圏内に捉え、大谷の最大のライバルともみられる。今季は101試合に指名打者で出場しており、大谷とのDH対決も注目されるオズナに聞いた。

 ―ご自身もチームもここまで好調なシーズン。

 「ありがとう。毎日ハードにトレーニングして、試合に挑んでいるし、いい感触で試合を重ねていると思う。チームの勝利に貢献できるように、毎日プレーしています」

 ―コロナ禍の短縮日程となった2020年に18本塁打、56打点で2冠。今年は3冠王も射程圏内。

 「そういうカテゴリーは気にしていない。それより日々、健康体で試合に準備することが大事。毎日、神様とチームと私の家族のためにベストを尽しています。もし、神様が3冠王の機会を与えてくれたら、それは(神の)恩恵です」

 ―フルタイムのDHでプレーする難しさは。

 「メンタルを常に平静に保つこと。少しリラックスしてね。そして、試合全体の流れを観察しながら、4打席か5打席、集中力をキープすることを心掛けています」

 ―2021年は個人としてタフなシーズン(チームはワールドシリーズで優勝も、家庭内暴力で出場停止処分を受け、出場48試合)となった。

 「自分でうまくコントロールできないことがあって、翌年(2022年)もいい状態ではなかった。2年連続で転落していくような感じだった。正常な生活に戻るためには私自身が責任を果たし、いろんな状況に対処する必要がありました」

 ―昨オフ、大谷が同じリーグのドジャース移籍。今季ライバルになることを予想したか。

 「ノー。彼はドジャースの一員で、彼のチームを助けている。私はブレーブスの一員で、私のチームを助けている。私と彼は、また違ったタイプの選手。誰もが知っているように、彼は世界で最も優れた選手の一人。彼には多くのクレジット(功績)が認められるべきだと思います。最終的に私が彼より多くの数字を残すか、少ないか。それとも隣にいる(同率)かどうか。それは別の話。どういう結果になるかは、神様だけが知っています」

 ―球宴で大谷と個人的に話す機会はあったか。

 「ええ。とてもクールガイで、話してみると、とても素朴な男だということが分かりました。ジョークを言ったりしてね。彼の今年のパフォーマンスに、私もハッピーですし、最後まで健康体でベストなシーズンを送ってほしいと願っています」

 ―今年は4年総額6500万ドル(約100億円)の契約最終年(来季は球団オプション)。それもモチベーションになっているか。

 「(契約は)代理人に任せているので、どういう話し合いになるのか、私には分かりません。今はプレーに集中しています。それより、明日(のメッツ先発)は千賀です(笑い)。千賀を打たなきゃいけない(昨季は3打数1安打3打点)。フォークはダメ。直球を打つことが大事!」

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