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【巨人】中川皓太が4月11日以来の無失点ホールド! バル大乱調も頼れる左腕が復調気配

スポーツ報知 2024年7月26日 22時7分

◆JERA セ・リーグ DeNA2―5巨人(26日・横浜)

 巨人の中川皓太投手が同点の6回に登板し1イニングを1安打無失点。4月11日のヤクルト戦以来となる、無失点でのホールドをマークした。

 大城の適時打で同点に追いついた直後の6回、2番手で救援。先頭の山本に安打を許したが、DeNAの新外国人フォードを空振り三振。森を遊飛、ジャクソンを二ゴロにねじ伏せた。

 今季は「8回の男」と期待されていたが、開幕3戦目から2試合連続で救援失敗するなど調子が上がらず4月14日に左膝の痛みで登録を抹消。1軍復帰登板となった6月30日の広島戦でホールドを記録したが、1失点するなど安定感を欠いた。その後は比較的、楽な場面での登板が続いていた。

 後半戦スタートとなったこの日の、同点の6回での起用は、阿部監督にとって期待の表れであり、同時に試金石でもあるはず。その思いに1回無失点という結果で応えた。

 さらに、中川と大勢が1軍に不在の間に、代役の守護神を務めるなど、いまや巨人のリリーフ陣に欠かせない存在となったバルドナードがこの日は3点リードの8回に登板も大乱調。2個の四球と自らのエラーで1死満塁の大ピンチを招いて降板した。ここはケラーが後続を断ち無失点で切り抜けたが、バルドナードの調子が下降気味なのはベンチにとっても頭の痛い話題だ。

 そんな中、中川が本来の姿を取り戻せば、チームにとっても非常に大きい。誰かが調子を落とせば、誰かがそれをカバーする。今季の巨人リリーフ陣は、だから強い。

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