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【高校野球】開会式の先導役に能登半島地震で被災した石川・穴水の東野魁仁主将 甲子園開場100周年の甲子園

スポーツ報知 2024年7月26日 17時57分

 日本高野連は26日、大阪市内で第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕)の運営委員会を開き、開会式の先導役は、石川・穴水野球部主将の東野魁仁(かいし)さんが務めると発表した。

 元日に石川県で発生した能登半島地震で、復興途上の被災地では今も多くの被災者が困難な生活を送っている。被災地の球児に甲子園の入場行進で先導役を務めてもらい、被災者に明るい話題を届けようと、石川県高野連に人選を依頼し、東野さんが推薦された。地震では学校のある穴水町も震度6強を記録。東野さん自身も仮説住宅で避難生活を余儀なくされた。自身当時の部員は4人だったが、新入生が加わって部員10人で石川大会に2年ぶりに単独校として出場。1回戦で敗れたが、エースで3番打者として2点適時三塁打を放つなど活躍した。

 東野さん「まず、このような大役に任命され、身の引き締まる思いとともに、多くの出会いと多くの学びを与えてくれた高校野球への感謝の気持ちでいっぱいです。任命されたと聞いたときは、驚きと感激に胸が躍りました。甲子園100年の歴史に穴水高校野球部の名を刻むことができることを大変うれしく思います。元日に発生した能登半島地震により被災された方々へ、元気・勇気・感動を与えることができるよう、さらには3年間を一緒に戦ってきた仲間の思いを胸にこれからの未来を切り開く堂々として行進をしたいと思います。よろしくお願いいたします」

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