イングランド・プレミアリーグのトッテナムと神戸が対戦するＪリーグワールドチャレンジ２０２４（２７日・国立）の前日会見が国立競技場で行われ、トッテナムからポステコグルー監督、ＭＦマディソン、神戸から吉田孝行監督、ＭＦ扇原が参加した。
１８年から２１年途中まで横浜Ｍを率い、アタッキングフットボールと呼ばれた攻撃的なスタイルで１９年にはリーグ優勝も果たしたポステコグルー監督。「信念は何も変わっていません。日本と同じように、トッテナムでもインパクトを残せると思っている」ときっぱり。就任１年目の昨季は５位で、今季の目標は優勝。プレシーズンの大事な一戦という位置づけとなる神戸戦を心待ちにした。
また移籍市場では、幾度となく日本人選手の獲得がうわさに挙がるトッテナム。日本人選手獲得の意向を問われた同監督は「常に優秀な選手を探し求めている。日本には４年近くいて、Ｊリーグがいい、クオリティーは高いし、世界レベルの選手を輩出している」と応じた。その例としてブライトンＭＦ三笘や、セルティックでプレーする選手達の存在を挙げたが「日本人選手で狙っている選手がいるか、と聞かれたら、イエスでもノーでもない」とけむに巻いた。
また横浜Ｍ時代にポステコグルー監督の下でプレーした神戸ＭＦ扇原は「自分のプロ生活において、ボス（ポステコグルー監督）との出会いがなければ今の自分はなかった。サッカー選手として成長させてもらった」と感謝。成長した姿を、恩師の前で見せることを誓っていた。