Infoseek 楽天

【高校野球】日大二・樋口結主将の弟・祥くん おそろいユニで声援も涙 将来は日大二で

スポーツ報知 2024年7月26日 18時56分

◆第106回全国高校野球選手権 西東京大会 ▽準決勝 早実14-3日大二=5回コールド=(26日・神宮)

 7年ぶりにベスト4に進出した日大二は早実に3―14で敗れ、決勝進出はならなかった。

 3塁側応援席の2列目には選手と応援する”小さな部員”の姿があった。小学3年生の樋口祥くん。「2番・中堅」で出場した樋口結主将(ゆい・3年)の弟だ。母によると「(結が)3年生になってから(応援団の輪に)入れてもらった」という。兄・結が5回に3点目となる適時三塁打を放つと祥くんは跳びはねて喜び、スタンドにいた選手からも頭をなでられていた。おそろいのユニホームについては「監督と助監督が(祥のために)Sサイズをくれて、着させてもらった」と明かされた。祥くんは最後まで笑顔で選手を後押ししたが、敗戦が決まると涙し「ヒットを打つときはかっこよかったけど、負けちゃって悲しい」と心の内を明かした。

 祥くんも現在野球をやっている。「優しくてかっこいい」兄・結が3年間プレーした日大二で野球をしたいかと問うと、静かにうなずいた。(中西 珠友)

この記事の関連ニュース