◆第106回全国高校野球選手権埼玉大会▽準決勝 昌平4―1春日部共栄(26日・大宮公園)
来年3月末での勇退が決まっている春日部共栄・本多利治監督(66)のラスト・サマーが終わった。昌平との準決勝は、1回表に1点を先取したが、その裏に2点を奪われ逆転を許し、6、8回にも追加点を与えた。
「先制したあと、ボール球を振らされた。悔しいけれど、これが精いっぱいなのかな…」と指揮官。5度目の優勝を果たした2014年以来の決勝進出はならなかった。
春日部共栄の開校とともに監督に就任し、44回目の夏。準々決勝では宿敵・浦和学院を23年ぶりに破るなど、十分に存在感を示した。本多監督は「よく、ここまで戦ってくれた。子供たちには感謝しかないです」と感慨深げに話した。