◆JERA セ・リーグ DeNA2―5巨人(26日・横浜)
モンテスは、ジャクソンの153キロ、インコースの真っすぐを詰まりながら右翼線に落とし二塁打にした。バットが内から出て遠回りしないから、詰まっても反対方向にヒットが打てるんよ。(バットが遠回りする)ドアスイングの打者ならボテボテのゴロやね。
2軍の試合を動画で見ていた通り、コースに素直にバットが出るし、軌道もいい。この日は2球だけで、共にストレート。日本の投手は変化球が多いから、その対応を確かめてみたいけど、センター返しのバッティングで強引なスイングをしないし、ヘルナンデスと同じように対応力は高いと思う。
早くスタメンで使ってほしい。4打席もそれ以上も、見てみたい。そう思わせる選手よね。
後半戦のスタート。接戦をものにする最高の勝ち方やった。中でも岸田をほめてやりたいね。8回の2死満塁。岡本和、大城卓がいずれもフォークで三振に倒れ、坂本にもフォークの連投。ただ自分には、初球に真っすぐが来ると読んで、150キロの球を見事に勝ち越しの2点二塁打にした。フォークが来たら、しゃあない、という割り切りが打たせた、素晴らしい一撃やったね。(スポーツ報知評論家・村田 真一)