【パリ（２６日）＝小林泰斗】五輪の開会式を直前に控えた会場周辺は、フランスの高速鉄道ＴＧＶに大規模な破壊行為もあり警備が強化。開会式の船上パレードの終着点となるエッフェル塔周辺には、警察官に加えて軍人とみられる兵士の姿も見られた。
一方で観戦エリアの中心部は別として、周辺道路は自動車の流れがあり通行は通常に近い状況。鉄道の駅から離れていることもあり、市民も必要以上にピリピリした雰囲気はなく、リラックスした表情で歩く姿が見られた。会場に入場するメディアのチェックも通常通りで、ＩＤカードとパスを提示するだけでゲートを通過できた。
この日のパリの天気は曇り。暑さこそ感じるが猛暑の日本の夏のような蒸し暑さはなし。落ち着いた雰囲気で４年に一度の祭典の開幕を待っている。