◆米大リーグ メッツ―ブレーブス（２６日、米ニューヨーク州ニューヨーク＝シティフィールド）
メッツのメンドーサ監督は２６日（日本時間２７日）、事実上の戦力外「ＤＦＡ」となった藤浪晋太郎投手（３０）についてコメントした。本拠地でのブレーブス戦の試合前に報道陣に対応。「６０日間の負傷者リスト入りしていたので、４０人枠に戻す必要があった。決断は、明らかに、フジにとってタフなシーズンとなってしまった。同時に、我々は千賀のためにロースター枠を明ける必要があった」と、語った。
メッツでは、この日先発マウンドに立つ千賀滉大投手（３１）が、６０日間の負傷者リストからロースターに登録され、右腕オルゼが３Ａから昇格。右腕ヌニェスが右腕回内筋の張りで、１５日間の負傷者リスト入りし、藤浪とハウザーがＤＦＡとなった。
６０日間ＩＬ入りの選手はメジャー復帰を前提に、マイナーの試合で調整する「リハビリ・アサインメント」を行い、投手の場合、最大３０日間の期限が与えられる。藤浪は、６月２５日（同２６日）から１Ａでリハビリ登板をスタート。２日前の２４日（同２５日）の３Ａシラキュース戦（２／３回を投げて４四球２失点）で同期間が終了。同時に、６０日ＩＬ期間も終わったため、ロースターから外す必要があった。
藤浪は今後、ウェーバーに掛けられ、他球団から獲得の意思がない場合は、メッツとマイナー契約を結び直して残留するか、球団との話し合いでリリースされ、自由契約になる２択がある。藤浪は、今季年俸１年３３５万ドル（契約当時のレートで約５億３００万円）。残りシーズン約２か月分の負担は１１１万ドルとなる。